AirLand-Battleの日記

思い付きや素朴な疑問、常識の整理など、特段のテーマを決めずに書いております。

スラップ訴訟による言論封じの闇

これぞ「濫訴」。スラップ訴訟 近年、日本でも海外の動向と共に「スラップ訴訟(SLAPP訴訟)」という言葉が注目を集めています。英語で平手打ちことを「slap」と言い、ちょうどそうした意図を含んだ訴訟になっているのかもしれません。 しかし問題はよくある…

日本の大学の存在意義は?

世界の大学は、その優秀さを客観的に測るため、主に三つの国際ランキングによって常に比較・評価されています。これらのランキングが用いる指標を見ることは、日本の大学が世界でどう見られているかを理解する出発点となります。 (1) 主要な評価機関とその特…

着付け教室問題を覚えていますか?

「着付け教室」問題 1980年代から2000年代にかけて、「着付け教室」や「きもの学院」に関する消費者トラブルが社会問題として大きく取り上げられていました。(まだまだ残っている様子もありますが...) この問題は単なる悪質な商法で片付けられる問題ではあ…

心神喪失で無罪、には納得できないはず

危険人物は野放しにされているのか? 重大な犯罪のニュースを聞き、犯人が「心神喪失」を理由に無罪になったとしたら、私たちは何を思うでしょうか?「危険な人物が、何の処罰も受けずに社会に放たれるのではないか」――これは、一般の生活者が抱く、きわめて…

簡単健康法。深呼吸のお話。

私たちは日々、無意識に呼吸をしています。しかし、その呼吸が浅くなっていることに気づいていますか?現代社会は、ストレスや不規則な生活、スマートフォンの使いすぎなど、呼吸を浅くする要因で溢れています。 浅い呼吸は、単なる息苦しさで片付けられるも…

「誤解を与えてすみません」ということは、聞いた側がバカだということ?

なぜ政治家は「謝罪に見えない謝罪」を選ぶのか 記者会見の場。深刻な失言や不祥事が発覚した政治家が、深々と頭を下げて口にする言葉——その頻出文例が、「誤解を与えてすみません」です。 このフレーズを聞くたび、多くの国民は「またか」「責任逃れだ」と…

逐次注意で良いと考えている人へ

「最初の丁寧な説明」こそが本来あるべき、ということを知らない? 新人教育、業務の引き継ぎ、スポーツや芸事の指導――あらゆる分野において、指導者が直面する共通の課題があります。それは、指導の「質」です。 日本社会で頻繁に見られるのが、「分からな…

もうひとつの孫子! 孫臏の新しい本を待望

古代中国の兵法書「孫子13篇」に関しては、現代日本において数多くの解説本が出版されています。これは今後も継続しそうな印象ですが、背景に何があるのかと簡単に推察してみるに、 先の大戦の日本に戦略や戦術の面で合理性が乏しかったという反省、ひいて…

「一利を興すは一害を除くにしかず」の普及委員会

現代の社会や企業組織は、常に「新しい何か」を求められます。「社会問題の解決のための新制度を」「売上を伸ばせ」「新規事業を立ち上げろ」。現代は常に「足し算」の方策で動いています。 しかし、古代の賢人たちは、こうした「足し算」の先に疲弊と混乱が…

アメリカのプロ・スポーツチームが名を変える理由

以前に「アメリカのプロ・スポーツチ―ムの名付け方に感心」というタイトルで投稿しましたが、今回はその続編のようなものです。 プロスポーツチームの名称は、単なる記号以上の意味を持ちます。それはチームの歴史、本拠地の文化、そして時代を映し出すニッ…

グループワークショップはなぜ失敗するのか?

近年、企業研修や学校教育において、参加者の主体性を引き出す手法として「グループワークショップ」が広く採用されています。しかし、実際に体験した多くの人が「議論が迷走した」「一部のメンバーに負担が集中した」「結局、講義形式の方が良かった」とい…

地下街の魅力と将来

都市の賑わいを支える巨大な地下空間、それが「地下街」です。雨風を避け、暑さや寒さから逃れて快適に移動できる地下街は、私たちの生活に欠かせない存在となっています。しかし、その便利さの裏側には、私たちが普段意識することのない、驚くべきスケール…

官僚の壁との向き合い方 ~財務省ビルの前でデモをする意味~

私たちの社会は、原則として選挙で選ばれた政治家が国を動かしていると信じています。しかし、現実の日本社会では、その政治家たちの背後には、強大な力を持つ官僚組織が存在しており、この「官僚主導」という構造とその弊害は避けて通れないテーマです。今…

日本武術の二つの顔。一対一の美学と集団戦術の実学

日本の伝統的な武術や武道について語る時、多くの人が「正々堂々」「一対一の勝負」「礼節を重んじる」といった価値観を思い浮かべるでしょう。よってたかって一人を攻めるような方法は武道とは言い難い姿です。これは、平和な江戸時代に武術が「武道」へと…

書きにくく、読みやすい日本語

今回は、私たちが日々使っている日本語の文字について、その特徴や、デジタル時代における変化、そして私たちのコミュニケーション文化との深い関係について掘り下げていきたいと思います。 日本語は、「書きにくく、読みやすい」という、一見矛盾した特性を…

上を見ながら、下も見ること

世の中の多くの人が成功を夢見るています。私たちは皆、どうすれば物事を成し遂げられるのか、その答えを求めています。その探求の方向性には、大きく分けて二つのアプローチがあります。一つは「成功法則」を学ぶこと。もう一つは「失敗事例」から学ぶこと…

写真をプリントするときは忘れずに「日付」を

皆さんは、古いアルバムをめくる時、写真の片隅に小さく印字された日付に、目を留めることはありませんか? あるいは、実家で遺品整理をしていた際に、日付の入った写真が、どれほど貴重な情報源となるかを痛感した経験があるかもしれません。 わたし自身、…

再入門ブレイン・ストーミング

「ブレスト」という言葉は、かなり一般に浸透した略語になっています。新しいアイデアを出すときや、課題解決の糸口を探すときに、「よし、ブレストしよう!」と使われるこの言葉。正式名称は「ブレイン・ストーミング」(Brainstorming)といい、仕事や生活に…

「天気予報は当たらない」と思っていませんか?

「天気予報が外れた!」そう感じたこと、ありませんか? 雨が降ると言っていたのに降らなかったり、晴れるはずだったのに急に曇ったり。そういった経験から、「天気予報はあまり当たらない」と感じる方は少なくないようです。しかし、気象予報士の多くは「天…

日本社会の改革のためには「人を見る目」

伝統を重んじる日本社会の美徳は数多くありますが、その反面で「閉鎖性」という側面があり、日本社会の可能性を狭めているのではないか、という問い掛けがなされることがあります。特に、新しい才能や異なる視点を持つ新規参入者が、その能力を十分に発揮し…

早期・専門・選抜教育に付随する課題、「脱落者」

特定の分野で卓越した才能を育み、社会に貢献する人材を輩出することは、どの国にとっても重要な課題です。しかし、その厳格な選抜と専門化の過程で、多くの若者が「もし選ばれなかったらどうなるのか?」という、人生の大きな岐路に立たされます。私たちは…

日本の部活動の未来

「部活動」文化の歴史を紐解く 日本の学校教育において、放課後や休日の特色にひとつと言える「部活動」。何かのスポーツに打ち込み、好きな文化活動に情熱を燃やす経験をお持ちの方もいるのではないでそうか。まずはこの「部活動」という仕組みが、どのよう…

首都圏の積雪はなぜ数cmでも「災害」になるのか?

冬にはほんの数センチの雪が降っただけで、首都圏はたちまち機能不全に陥ります。鉄道はダイヤが乱れ、道路は大渋滞。わずかな積雪が「災害」と化すこの現象は、雪国の人々から見れば不思議に映るかもしれません。しかも、いつまでたっても改善していないよ…

ショック療法を使う無責任

水が苦手な子をいきなりプールに放り込むとか、人前で話すのが苦手な人にぶっつけ本番でスピーチさせる、なんて話を聞いたことありませんか? こうした「ショック療法」は一種の荒療治として実行されているようですが、果たして本当に効果があるのでしょうか…

「俺は口は悪いけど、悪気はないんだ」は禁句

あなたは職場や教室、あるいはプライベートな場で、こんな風に自己紹介(?)する人に出会ったことはありませんか? 「いやー、俺、口悪いからさ。でも、悪気はないから気にするなよ!」 「悪気はない」は言い訳になるのか? 一見すると、これは「私は裏表の…

悲しい時の笑顔

私たちは日常の中で、様々な感情を抱えながら生きています。しかし、時にその感情と実際の表情が一致しない場面に出くわすことがあります。特に日本では、悲しい時や怒りを感じている時でも、なぜか笑顔を見せる人が少なくありません。この「悲しい笑顔」は…

国家資格取得者の実務適性

「国家資格」について、少し踏み込んだお話をしたいと思います。医師、弁護士、税理士…こうした資格を持つ方々は、超難関資格を突破した、高度な知識を持つプロフェッショナルです。 でも、「国家資格を取ったらそれで安心、はいおしまい!」…本当にそうでし…

45人学級

皆さんは子どもの頃、小学校や中学校の1クラスに何人の生徒がいましたか? おそらく40人、もしかしたら45人という方もいるかもしれません。 今から30年ほど前、日本の義務教育現場では、第二次ベビーブーム世代の子どもたちが就学年齢に達すると、教室はパン…

犯罪報道が犯罪の手口を広めてしまう懸念

「犯罪報道」について、皆さんはどうお考えでしょうか? ニュースで事件の詳細を知ることは、私たちの「知る権利」を満たし、時に防犯意識を高めるきっかけにもなります。しかし、その報道が、意図せずして「新たな犯罪の手口を広めてしまう」という危険性も…

来るか「令和の大合併」・その2 新地名の名づけ方

以前に「来るか『令和の大合併』」という題でブログを投稿しました。 平成の時代には、全国で市町村の大合併が進み、私たちの住む地域の姿が大きく変わりました。その際に注目されたことの一つが「新しい地名(市町村名)をどうするか?」でした。 あなたの…