AirLand-Battleの日記

思い付きや素朴な疑問、常識の整理など、特段のテーマを決めずに書いております。

感情より道理。しかし感情も忘れずに。

現代の日本社会を見渡すと、あらゆる場面で「感情を抑え、道理や規則に従うこと」が厳しく求められています。ビジネスの現場では感情的な発言は「社会人失格」とみなされやすく、役所の窓口やカスタマイズされた組織の運営においても、徹底したマニュアル通…

国際賞の授賞発表:プリツカー賞 2026年

毎年、ノーベル賞の発表が近づくと、日本人は受賞できるのかということが話題となります。そして日本人が受賞すると、その研究成果についての紹介と科学技術や人類福祉への貢献を賛美するニュースが続きます。 個人的に毎回感じることとして「日本人以外の多…

国際賞の授賞発表:ガードナー国際賞 2026年

毎年、ノーベル賞の発表が近づくと、日本人は受賞できるのかということが話題となります。そして日本人が受賞すると、その研究成果についての紹介と科学技術や人類福祉への貢献を殊更に賛美するニュースが続きます。 個人的に毎回感じることとして「日本人以…

左に寄りそうな若者への「ワクチン」

近年、日本社会や欧米の若者の間で、左傾化とも言える現象が目立つようになった気がしています。格差の拡大や雇用の不安定さ、環境問題への危機感を背景に、富の再分配や国家による強力な経済介入、つまり左派的な思考や政策に魅力を感じる若者が増えている…

裁判の上で「社会的制裁」があったら無罪になるか?

日本の刑事裁判のニュースを見ていると、思わず耳を疑うような主張に出会うことがあります。それは弁護士が語る、「被告人はすでに社会的制裁を受けており……」というフレーズです。 多くの人はこう感じるはずです。「社会的地位を失ったのも、世間から指弾さ…

「世界人助け指数」がいつも最下位クラスの日本

「日本人は親切で礼儀正しい」 国内外を問わず、日本社会に対してこのような印象を持つ人は少なくありません。街頭の清潔さ、治安の良さ、落とし物が手元に戻ってくる確率の高さなど、他者への配慮が行き届いた社会風土は、日本社会が誇る大きな美徳と評価さ…

発芽と発根。多彩な種子食品

日常生活のなかで、私たちは数多くの植物の「種子」を口にしています。お米、大豆、小麦など、これらはすべて植物が次の世代へと命を繋ぐために栄養を凝縮したカプセルです。 しかし、日本社会において馴染み深い食材のなかには、この種子がほんの少しだけ成…

英語の付加疑問文の返答に惑いませんか?

中学の英語で、「否定疑問文」や「付加疑問文」の返答について戸惑った経験はありませんか? 例えば、目の前にある”生卵”を指して、英語で「This is a boiled egg, isn't it?(これはゆで卵です。違いますか?)」と問いかけられたとします。"生卵"ですので…

国際賞の授賞発表:チューリング賞 2025年度

毎年、ノーベル賞の発表が近づくと、日本人は受賞できるのかということが話題となります。そして日本人が受賞すると、その研究成果についての紹介と科学技術や人類福祉への貢献を賛美するニュースが続きます。 個人的に毎回感じることとして「日本人以外の多…

国際賞の授賞発表:アーベル賞 2026年

毎年、ノーベル賞の発表が近づくと、日本人は受賞できるのかということが話題となります。そして日本人が受賞すると、その研究成果についての紹介と科学技術や人類福祉への貢献を賛美するニュースが続きます。 個人的に毎回感じることとして「日本人以外の多…

ネット情報の偏りに抗う処方箋

インターネットは情報収集に関する利便性を飛躍的に高めました。パソコンやスマートフォンの画面を開けば、個人の関心や嗜好に応じた情報が瞬時に、かつ優先的に提供される環境が整っています。しかし、この至れり尽くせりのサービス機能は、裏を返せば、一…

三つの巨大権力「警察」「メディア」「弁護士」の暴走を制御せよ

現代の日本社会において、巨大権力という言葉を聞くと、真っ先に政府や官邸、あるいは国会といった政治の中心を思い浮かべがちです。しかし、人々の生活や尊厳を実質的に脅かす虞のある力は、そうした「公権力」だけではありません。 国家が持つ最大の物理的…

射幸心との向き合い方

「射幸心(しゃこうしん)」とは文字通りに定義すれば、「幸運によって、苦労することなく利益を得たいと願う人間の心理」のことです。日本社会において、この言葉はあまり良い文脈では使われません。ギャンブル依存症、ソーシャルゲームの過度なガチャ課金…

世界大戦への拡大を止める知恵 ~なぜ「皇太子暗殺」から「世界大戦」になったのか?~

日常の雑談やSNSで、「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉を耳にすることがあります。ある些細な出来事が、思いもよらないルートを辿って巡り巡り、最終的に全く関係のなさそうな結果をもたらすという、江戸時代の笑い話です。 この連鎖構造は、単なる言葉…

歳を取ると「無感動」になる? 逆に「涙もろく」なる?

人は誰しも年を取るものです。その結果として、「心の変化」に戸惑う瞬間が訪れることがあるという話を聞いたことはありませんか? 世間を見渡してみると、高齢期の心の変化について、相反する二つの感想を耳にすることがあります。一方は「歳を取ってから、…

日本でもマラリアが大流行するようになるのか?

近年、毎年のように最高気温の記録が塗り替えられ、日本でも「猛暑」「酷暑」という言葉がすっかり定着しました。かつては遠い未来の予測のように語られていた地球温暖化ですが、いまやニュース報道を通じて、日本社会の具体的な変化として誰もが実感する事…

Windowsが便利になってゆく裏にある買収戦略

日々の暮らしに欠かせない道具となったパソコン。その多数派を占めている「Windows 11」を開くと、動画編集アプリやタスク管理ツールなど、最初からたくさんの便利な機能が入っています。 「至れり尽くせりで助かるな」と感じる一方で、「なぜマイクロソフト…

Yahoo! Japanと消えた本家Yahoo! ~サーチエンジン三国志 群雄割拠~

インターネットの黎明期を知る方であれば、誰もが一度は「情報の玄関口」としてお世話になったであろう「Yahoo!(ヤフー)」。1990年代の後半、ブラウザを開くと、そこには文字がぎっしりと詰まったYahoo!のトップページがあり、そこから様々な未知のウェブ…

「あの国に言えば?」とつい返したくなっても.....

日本の政治論争、特にSNSやテレビの討論番組などを眺めていると、ときおり聞く決まり文句があります。その代表例が、主に防衛政策や安全保障をめぐり、保守派が革新派の主張を批判する際に用いる「その意見は、『あの国』に言えば?」という言い方です。 例…

五節句の日本化

1月1日、3月3日、5月5日、7月7日。これらの日付を聞いて、多くの人は「お正月」「ひな祭り」「こどもの日」「七夕」といった、それぞれの華やかでめでたいお祝い事を思い浮かべることでしょう。 現代の日本社会において、これらの日は家族で集まり、特別な料…

警察官にとっての打撃技と足関節技の「有効性」

ニュース報道や警察特番、映画などで、警察官が暴漢を制圧するシーンを目にすることがあります。その多くは、相手の手首や肘、肩の関節を巧みに取り、最終的にうつ伏せの姿勢に寝かせて抑え込むという一連の流れを踏んでいます。 なぜ、パンチやキックといっ…

「盗め」から真の「育成」へ

今回は、古くから日本の職人や芸能、そしてスポーツの世界で当たり前のように語られてきた「技術を盗む」という伝統的な教育観について、現代的な視点からその正体と功罪を掘り下げてみたいと思います。 かつての日本では、師匠が弟子に手取り足取り教えるこ…

童謡「この道」をマンネリで誤用する思考回路

政府の政策や法改正、特に防衛力の強化といった動きに対して、右傾化や軍国主義への回帰を懸念する声が上がることがあります。そうした批判の文章の中で決まったように引用される、有名な唱歌があります。 「♫この道はいつか来た道〜」 北原白秋(1885~1942…

「死」をモノとして残す西欧――その死生観

「虎は死して皮を残す。人は死して名を遺す。」(『十訓抄』 四の一) 日本社会で古くから親しまれてきたこのことわざは、人がこの世を去った後、肉体や物質ではなく、その生前の業績や名声、すなわち精神的な記憶こそ残すべきだという価値観を端的に示して…

組織運営の「内なる敵」をどうするか?

組織を運営する上で、私たちは常に「どうすればチームワークが高まるか」「どうすれば高い目的に向かって団結できるか」というプラス要素の構築や強化に目を向けがちです。リーダーシップやフォロワーシップに関する議論はその典型でしょう。 しかし、現実は…

なぜ少子化対策を先送りしてしまったのか

日本の現代社会において、あらゆる不安や閉塞感、公的システムの危機の背景にある最大要因のひとつは少子化問題でしょう。いまや誰もが認める日本社会の危機ですが、この問題は決して突発的に起きたわけではありません。 数十年前からデータが破局を示し、専…

畑違いの製品で成功できた会社

私たちは、ある企業の名前を聞くと、反射的にその会社で有名な主力の製品を思い浮かべます。「プジョーといえば車」「任天堂といえばゲーム機」「富士フイルムといえば写真」。しかし、彼らのショールームやカタログを深く覗いてみると、そのイメージからは…

ベトナム人の本当の姿は?

最近の日本社会における外国人の存在感はかつてないほど高まっています。街中のコンビニエンスストアや飲食店、あるいは建設現場や介護の施設など、あらゆる場所で外国人労働者の姿を見かけるようになりました。 その中でも、特に急速に存在感を増しているの…

象牙海岸という国を知っていますか?

6月11日に始まったFIFAワールドカップ2026のサッカーの報道を見ていて、懐かしさを感じる国名を「再発見」しました。 それは西アフリカの強豪「コートジボワール」です。ニュース記事を見ていると、この国は英語表記で「Ivory Coast(アイボリー・コースト)…

国際連合はそう捨てたものではない

先日「『国連中心主義』には見直しが必要」という題で投稿しましたが、内容が批判ばかりで分析が逆に甘いのではないか? ちっとも"AirLand-Battle"になっていなかったように思えて反省していました。そこで今回は国際連合について、その組織と機能、そして見…