持ち物の情報を書き留めておくと便利

 紙の手帳の付録といえば満年齢早見表(西暦と和暦)や住所録、単位換算表(メートル法とヤード・ポンド法、尺貫法)などが一般的ですが、服や靴のサイズを書き留めるページを見たことがあります。成人してしまうと自分の靴のサイズなどはメモする必要性をあまり感じなくなりますが、子供の服のサイズや配偶者の指輪のサイズなどは頭の中に容れておくことは難しくなってきますので、気になったら手帳やスマートフォンに書き留めておくと良いアイデアであると思います。

 自分に関するサイズであっても、靴はヨーロッパ・サイズでは何番か、最近太ったけれどワイシャツの首周りはこれまで何センチを選んでいたかなどは即答できないこともあります。「それは買う時に億劫がらずに店頭で合わせるまでのこと」という考え方もあるでしょうけれど、事前に明確に分かっているに越したことはありません。さらには急にインターネットで注文する必要に迫られることも十分に想定できるのではないでしょうか。

 

 また、パソコンやプリンターなどの周辺機器、スマートフォンなどについては購入年月日と正確な型番、そして仕様もメモしておくと特に安心です。

 パソコンであれば、新機種の買い替え時期に使用中の機種の仕様、つまりCPUの型番とクロック数、ハードディスクとRAMの容量、液晶画面のサイズ、購入価格といった情報を比較するために知っておくことが大いに参考になるはずです。パソコンの新機種を選ぶ場合、2年以上経過すれば基本的にすべての性能は上がっているものですが、その上がり幅が小さければ再考の余地が生まれるに違いありません。プリンターであれば、補充インクを安く売っているのを見かけた際に、使用中のプリンターの(メーカー名と)型番を即座に確認できないと好機を逃すことになります。スマートフォンについては購入と同時に多くの人がケースや保護フィルムも揃えているようですので、多くの人はその後発表される新製品の性能や補充品に関するは心配しないでしょうが、所謂「2年縛り」契約を気にせずにより長く使うようになった人は、新サービスの対象から外れてゆくことを少しは意識しておいた方が個人的に好ましいと思いますので、正確な購入時期を覚えた上で買い替え時期を探ってゆくことをお勧めしたいです。

 ちなみに特に近年のApple社の製品に関してだけ目立つ注意点として、新製品が発表されても新しい型番が付与されて外見に刻印されるということが無いため、自分が使用中のApple社製品については基本的に購入時期(あるいは「第X世代」という呼称)が書き留める際に鍵になります。(iPhoneについては連番が一種の型番として発表されてはいますが、外観に刻印などは無いようです。)

 

 あと、上記の例などに従って実際に書き留めようとするとき、紙の手帳であれば、自由に記載できるようになっているページに思いついたように書き込むだけのことになりますので、あまり考えることはありません。しかしスマートフォンについては、何らかのメモ帳やデータベースのアプリケーションに記録することになるのですが、適切なアプリケーションが個人的には見つからない状態にあります。メモ帳のアプリケーションを使っているのですが即座に参照するには不便で、データベースでは好適なものが見つかっていません。困ったものです。